数える作業の設計

漏れない・被らない

難易度 Lv 2 / 10想定時間:約10

できるようになること


なぜ確率計算の前にこの話をするか

詳しくは別の単元で紹介しますが、確率の式そのものは実はとても単純です。

条件に当てはまる結果の総数 ÷ 起こりうる結果の総数

つまり、分子・分母の結果の総数を正しく数えてさえいれば、あとは割り算をするだけです。 言い換えると、正しく数えることが確率計算において最も重要になります。

この単元では、数え間違いが起きにくい形に整えるための設計手順をまとめます。 ポイントは漏れなく被りなくです。

数える作業の設計:3ステップ

Step 0:まず「何を1つの結果とするか」を決める

「数える → 割る」をするために、まず何を1つの結果として扱うかを決めます。 ここが曖昧だと、分子・分母の数え方が途中で変わってしまいます。 (詳しくは「試行と結果」「標本空間」の単元を参照してください。)

Step 1:全体を数え切れているか(漏れない)

数えるべき結果が抜けると、分子も分母もずれてしまい、正確に数えられません。

よくある漏れのパターン:

回避するために確認すること:

Step 2:同じ結果を2回数えていないか(被らない)

同じ結果が二重に数えられると、数が増えてしまい正確に数えられません。

よくある被りのパターン:

回避するために確認すること:

まとめ

数える作業を進めるときは、次の2点を確認します。

この2点を意識して数える形に整えてから、「数える → 割る」の計算に進みます。